様々な雑誌メディアで『美容医療特集』を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。業界の編集部の方にお話を伺うと、10年近く前は今よりももっと盛んに美容医療を特集している雑誌が多かったと聞きます。しかし、スポットで特集を組む雑誌は今でもありますが、連載として美容医療特集記事を10年以上継続している雑誌は光文社の「美St」のみとなりました。
続々と他の出版社が連載として美容医療を取り扱わなくなった理由としては、
「よいドクターの目利きが難しい」
ということにあったと言います。
紙面に美容医療の記事を掲載して実際に読者の方がそのドクターの診察と治療を受けた場合に、不幸にも思うような結果にならなかったとします。すると編集部にクレームのような問い合わせが想像以上に多く寄せられるのだそうです。その対応に毎月のように追われてしまうと業務に支障をきたしますので、自然と美容医療の毎月の連載を持つ出版社は徐々に減ってきたのだといいます。
本当に患者満足度の高いドクターをあらゆる方面から見極めて、
「この雑誌に載っているドクターならはずれが少ない」
と読者からの信頼を勝ち取らない限り、連載をつづけていくのは難しかったのだということだと思います。
そのため、現在では国内唯一で美容医療特集を毎月連載を続けている美Stの美容医療特集の担当ライターの方は一般の美容医療ドクターと比較しても美容医療の知識は何十倍も豊富で、長年にわたって日本の美容医療の始まりから今現在までの発展をウオッチし続けてきました。業界の裏の裏まで知り尽くした人たちです。海外の美容医療も常にリサーチしていますので、我々ドクターもその知識に追いつくことは到底できません。
「日本の美容医療はこのように発展していくべき」という強い信念のもとで毎月の連載記事が掲載されており、ショッピングスレッドやマッサージピール、ヴェルヴェットスキンなど、美St発の新治療も数え切れない数に上ります。
「美St」をみて新たな治療やマシンの存在を知るという美容ドクターも日本国内には多く存在する程、業界における存在価値は高まり続けています。
美容医療ドクターグランプリ2020
その美Stが毎年年末に発表している『美容医療ドクターグランプリ』
1位から3位までを読者投票、ライター等の業界関係者投票で選出するというもので、12月17日発売の 美St(2021年2月号)で2020年の受賞者が発表されております。
大変光栄なことに、今年で5年連続して選出いただき、今年は3位として表彰いただきました。権威ある美St様にご評価いただいていることは、日々の努力が報われるような思いで、とても励みになります。
1位を受賞された池田先生や2位の鈴木先生はともに美容外科学会の会長を務める程の業界の重鎮で、業界をリードし続ける大先輩。その先生方とご一緒させて頂くことができた今年のグランプリ表彰の撮影の場はこれまで以上に感慨深いものとなりました。
来年は皆様の高まり続けるご期待に十分にお応えできるよう、さらなる飛躍を目指して研鑽に励んで参りたいと思っております。